乳児湿疹の中でも比較的多くの赤ちゃんが該当する疾患が一過性の乳児湿疹と脂漏性湿疹になるかと思います。これらはある程度の期間を過ぎると治っていくものですが、誤ったケアによって長期化したり悪化することも有り得ます。

 

ここでは、そんな一過性の乳児湿疹や脂漏性湿疹にお勧めのケア方法についてご紹介していきます。

 

沐浴時の洗顔を見直す

まずは沐浴時の洗顔を見直すことから始めてみましょう。赤ちゃんの肌を清潔に保つために、石鹸で丁寧に洗っていきます。新生児の内は赤ちゃんの顔を石鹸で洗う必要はないと考える人も多いですが、乳児湿疹である場合には、余分な皮脂を落としておかないと湿疹を悪化させてしまう原因にもなります。

 

沐浴にもまだ不慣れで不安という方もいると思いますが、赤ちゃんのためですので恐れずに石鹸での洗顔にトライしてみてください。洗顔の仕方は女性ならよくご存知かと思いますが、石鹸をよく泡立て、指ではなく泡で顔全体をやさしく撫でるように洗っていきます。

 

すすぎについてはガーゼハンカチに綺麗なお湯をふくませて軽く絞り、そっと拭き取るようにしていきましょう。この時、一度で全て拭き取ろうとするのではなく、何度もこま目にガーゼをすすぎ直しながら泡を落としていくよう意識してください。

 

すすぎ残しは厳禁ですので、時間がかかっても丁寧に行うことが大切です。

 

使用する石鹸については、小児科の先生に聞いた話ですと固形石鹸を使用するのが一番いいようです。泡が出てくるポンプタイプの商品などもありますが、この類の商品は固形石鹸よりも界面活性剤が使われている量が多いために、すすぎ残しにも繋がりやすいとのこと。

ですので、手間でも自分で泡立てるタイプの固形石鹸(新生児でも安心して使えるもの)を選択することをお勧めします。また、脂漏性湿疹の場合はかさぶた部分をごしごし洗ったり、無理にはがしたりしないように注意することも大切です。

 

無理にかさぶたをはがしてしまうことがあると、そこからバイ菌が入ってしまう恐れもあります。出来れば入浴前に、コットンや麺棒などでかさぶたになっている部分にベビーオイルを染み込ませ、30分くらい置いてかさぶたが自然と浮き上がってくるのを待ってから、沐浴でやさしく落とすことをお勧めします。

 

うちの子の場合は、牛乳石鹸のキューピーベビーシリーズを使っていました。若干香料が入ってはいますが、私としてはこの香りが癒やしにもなりましたし、うちの子にも成分が合うのか製品によるトラブルもなく使用できていました。どういった商品が合うかは赤ちゃんの肌との相性を見ながらということになると思いますので、肌の変化はよくよく確認するようにしてみてください。

 

沐浴後の保湿を見直す

次に注目したいのが、沐浴でよく洗浄した後の保湿ケアです。大人が洗顔した後にも肌が突っ張るといったことが起きたりしますが、あれは乾燥が原因で起きることです。これと同様、とてもデリケートな赤ちゃんの肌は沐浴後大人以上に潤いを失った状態になっています。

 

潤いが逃げたままの状態にあると肌のバリア機能が低下し、外部刺激を更に受けやすくなってしまいますので、乳児湿疹が悪化しやすいだけでなく肌荒れをも引き起こしてしまいます。沐浴後は少しでも早く(出来れば5分以内に)ベビー用のローションや乳液、クリームなどで肌を保護してあげるようにしましょう。

 

また保湿剤は一度塗ったからといって、その状態がずっと持続する訳ではありません。朝顔を拭いた後や食事やミルクの後、お出かけの前後やおむつ替えの時など肌の状態を見ながら保湿するよう意識するといいでしょう。

 

病院では保湿や炎症を抑える目的で非ステロイドのアンダーム軟膏や保湿ローションを処方されることがありますが、市販の保湿アイテムを購入する場合には、赤ちゃんの肌に合った無添加のものを選ぶことをお勧めします。

 

うちの子の場合は、マドンナのベビーバーユ(馬油)を使っていました。ワセリンやオリーブ油なども効果があることで知られていますが、馬油は子どもが舐めても安全無害ということを知り、使うようになりました。

 

馬油は字のごとく馬の油なのですが、古来から炎症を抑え自然治癒力を高める働きがあることで知られ、怪我や火傷の治療にも使われてきた万能油です。保湿力に優れているので、顔や髪、体など、全身に使えるスキンケア商品としても知られる成分になっているかと思います。

 

ベビーバーユには、低温抽出された馬油に含まれるα―リノレン酸と植物のオーガニックパルマローザから抽出されたピュアオイルがバランスよく含まれています。天然成分100%のナチュラルクリームなので赤ちゃんの肌にもやさしく、敏感な0歳児から安心して使うことができる製品です。

 

塗った後、顔などについたクリームは無意識に赤ちゃんの口に入ってしまうこともある訳ですが、ベビーバーユはアルコールフリーの無添加製品なので不安なく使用することができました。他にもおむつかぶれやあせも、妊娠腺といったお母さんの肌トラブルにも使えるので、ユーザーからの満足度も高い製品のようです。

 

馬油には独特のニオイがあるそうですが、ベビーバーユならニオイが気になることもなく、使用すればアロマの香りで親子共に癒されてしまいます。もちろん、この商品も合う合わないには個人差がありますので、安全なはずだから!と赤ちゃんに合わないものを無理に使い続けるようなことはしないよう注意してください。

 

どんな商品であっても赤ちゃん自身が掻きむしった跡などを目にした時は、使用中止することお勧めします。

 

またこれは当然のことですが、病院からお薬が出ている場合はそちらを塗るのが最優先です。ただ、お医者さんが勧めてくれたからと言って赤ちゃんの肌に合うとは限りませんので、様子を見ておかしいと感じた時は迷わず再診して、改めて医師に相談するようにしましょう。