ステロイドと耳にすると、依存性がある、体に蓄積する、皮膚が薄くなる...といった副作用にまつわるイメージが強い方も大変多いと思います。ステロイドを塗った翌日には症状が改善されてしまうこともあるため、その効果の高さに驚き、つい副作用に対する不安を抱いてしまうのは仕方のないことかもしれません。

 

ステロイド治療の実際のデメリット

 

強い作用が多様に影響を及ぼす

例えば、脂肪を増やす作用によるムーンフェイスや糖を作る作用による糖尿病、カルシウムの排出作用による骨粗しょう症など。

 

強いステロイドの存在に慣れる

長期間使用することで、例えば湿疹を促している細胞に耐性が出来てしまい、効き目がでなくなってしまうといった状態に陥る。

 

根本の原因が放置される

例えば、一時的に湿疹を治す力に長けているため本来の原因が分からず、表面の症状は改善できても根本的な治療ができず再発する。

 

免疫を抑える効果がある

感染に弱くなるため、例えば他の病の影響を受けやすくなる。

 

長期使用により依存症になる

長期使用による安全が確保されておらず、長期間(10年間)の使用で依存症になる可能性がある。

 

皮膚に影響を及ぼす

例えば色素沈着したり、皮膚が薄くなったりする。

 

 

これらは全て、ステロイドを一度や二度使用した程度で起こる副作用ではありません。
重度の副作用が現れるのは、飲み薬や点滴といった大量のステロイド剤を長期間にわたって投与した場合に限られた話です。

 

塗り薬のステロイドも同様で、重度の副作用を出すにはそれなりの量と使用期間が必要になります。色素沈着や皮膚が薄くなるという副作用も、患部に過度な紫外線を浴びたり、医師の指示である期間を守ることなく使用し続けた場合などに起きることです。

 

1、2週間使用した程度でステロイドによる副作用が出る恐れは、ほとんどないと言っても過言ではないでしょう。

 

また、一時的に湿疹を治してしまうために根本の原因が放置されてしまうというデメリットについても、ステロイド治療によって湿疹が長期化したり、良くなったり悪くなったりを繰り返すようであれば、医師も各症状に合った対応をしてくれますので、特別不安視する必要はないと思われます。